転職を繰り返す自分と海外の転職事情について
転職を繰り返す自分は、同じ場所に長く勤めている人を尊敬している。とはいえ、転職を重ねていることを悪いことだとは全く思っていない。これまでの経歴を考えると、年収は比較的高く、毎回やりがいのある仕事とのご縁に恵まれていると感じている。
転職する際、私はいつも「海外では転職は一般的なことだから」と自分に言い聞かせてきた。しかし、実際に海外の転職事情について調べたことはなかったので、今回少し調べてまとめてみることにした。
平均勤続年数と転職回数(修正版)
国によってデータの取得状況や調査方法が異なるため、完全に同一の基準での比較は困難。ここでは、公開されている統計データや調査結果を基に、大まかな傾向をまとめてみる。
| 国 | 平均勤続年数(20代/30代) | 転職回数(目安) |
|---|---|---|
| アメリカ | 1~3年/2~5年 | 2~3回以上 |
| イギリス | 3~4年/5~7年 | 2回前後 |
| ドイツ | 4~5年/7~10年 | 1~2回 |
| フランス | 4~5年/7~10年 | 1~2回 |
| 中国 | 3~4年/5~7年 | 2回前後 |
| インド | 2~3年/3~5年 | 2~3回以上 |
| インドネシア | 2~3年/3~5年 | 2~3回以上 |
| ベトナム | 2~3年/3~5年 | 2~3回以上 |
| タイ | 3~4年/5~7年 | 2回前後 |
| シンガポール | 3~4年/5~7年 | 2回前後 |
| 日本 | 3~4年/5~8年 | 1~2回 |
共通して求められるスキル(多いと思った求人から)
- デジタルスキル(プログラミング、データ分析、クラウドコンピューティング)
- コミュニケーションスキル
- 語学力(英語、中国語など)
- 問題解決能力
- 変化への対応力
日本の補足
- 日本の労働市場は、終身雇用制度の名残があり、比較的長期的な雇用を重視する傾向がある
- しかし、近年は転職に対する意識も変化しており、特に若い世代を中心にキャリアアップや自己実現のために転職を選ぶ人が増えている
- 日本での転職回数は他国に比べて、やはり比較的少ない
アメリカの補足
- アメリカの労働市場は非常に流動的であり、特に若い世代の転職は一般的
- アメリカ労働統計局(BLS)のデータやLinkedInなどの調査によると、アメリカの労働者の平均勤続年数は比較的短い。
- 特に、IT業界やスタートアップ企業では、より高い給与やキャリアアップを求めて頻繁に転職する人が多いっぽい。
- アメリカではキャリアの早い段階で転職を繰り返し、経験とスキルを積むことが一般的
企業別のデータ:
- 一部の大手企業の平均勤続年数に関するデータも存在し、例えば、Apple、Amazon、Metaなどの大手IT企業では、平均勤続年数が2年未満と短い傾向が見られる。
まあ2年くらいは続けた方がいいよねえ(今1年目)
